●事務職・営業職編●
いまや事務職・営業職にとって、パソコンスキルは必須。着実なキャリアアップを図るなら、「ワードやエクセルが使えます」と自己申告するだけではなく、「パソコン検定(P検)」、「日商PC検定試験」「シスアドミニストレータ」などの資格を取得し、履歴書に明記できる方が、アピール度は高いということができます。また、業務の国際化が日常的に進む昨今では、TOEICのスコアアップもキャリアアップに大きな効果を発揮するといえるでしょう。TOEICのスコアがスキルとして評価されるには、一般的に600点以上必要ともいわれていますが、実際に現場で通用するレベルとしては700点以上必要であるといわれる場合もあります。外資系企業など、日常的に英語が必要となる職種では850点以上のハイスコアが必要とされることもあるようです。もちろん高ければ高いほどいいには違いありませんが、500点程度の場合でも、英語での電話応対ができるものとして評価される場合も多いので、キャリアアップには有効ということができます。
●クリエイター編●
Webデザイナーをはじめとするクリエイティブ業界では、資格取得よりもIllustratorやPhotoshopなどをどの程度使えるか、JavaScriptの構築がどの程度おこなえるかといった実質的なスキルが重視される傾向にあります。とはいえ、多くの人材間で競合があるような場合には、「Photoshopクリエイター能力認定試験」や「Illustratorクリエイター能力認定試験」、「Webクリエイター能力認定試験」などの資格を取得することは、企業がクリエイターのスキルを図るバロメータとして十分有効であるということができます。実際の業務においてスキルのブラッシュアップを図るとともに、研修制度やスクール通いによって、資格取得を並行しておこなうということは、将来的に派遣ライフの条件アップへとつながっていくと考えられるため、ほかとの差別化という意味でも取得を検討してみるのもよいでしょう。
●エンジニア編●
企業がエンジニアに望む資格としては、PMP(Project Management Professional)、情報処理技術者試験プロジェクトマネージャ、情報処理技術者試験システムアナリスト、情報セキュリティアドミニストレータ、ITコーディネータ、テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験などがあります。このうちITコーディネータは、経営とITの両方に精通し、経営に必要なIT投資を支援および推進することのできるプロフェッショナルをいい、近年、人気が急上昇している資格といわれています。こうした傾向から、企業が望む人材像としては、単なる上級スキルではなく、システムトラブルが生じたような場合に、総合的な判断に基づいて迅速に問題解決をおこなえるエンジニアということができます。