●事前面接の禁止について●
希望条件に近い仕事が紹介され、働きたいと思った場合には、その旨を派遣コーディネーターに伝え、派遣先担当者と話を進めてもらうこととなります。そして、この後、通常は、派遣先企業への訪問という流れになるのが一般的です。ただし、この場合、派遣先企業が、派遣社員を事前に直接面接して、採用・不採用を決めることは労働派遣法によって禁止されているという点が問題となります。とはいえ、超短期の仕事でもない限り、派遣先企業への事前訪問が一度もないままに、就業スタートとなるケースは実際にはほとんどありません。通常は、派遣先企業が採用・不採用を決裁するものではないという了解のもと、打ち合せ」や「顔合わせ」、「インタビュー」という名目で、派遣コーディネーターとともに、派遣先企業への訪問がおこなわれているというのが現状です。こうした法律への抵触が問題となる派遣先企業への訪問ですが、派遣労働者にとっても、デメリットばかりではなく、派遣される会社の雰囲気や、実際の仕事内容を確認するよい機会ということができます。なお、派遣期間終了後の人材紹介が予定されている紹介予定派遣の場合には、事前面接自体が認められています。
●服装●
派遣先企業への打ち合わせの場合は、派遣会社との面談の場合以上に、服装には配慮すべきといえるでしょう。というのも、このまま話が進めば、派遣先企業で実際に就業することとなるわけですから、初顔合わせとなる打ち合わせの印象が、その後の人間関係を良好とするかどうかの鍵となるということもできるわけです。したがって、相手に不快感を与えないような清潔な身だしなみに気を配り、男性の場合にはビジネススーツ、女性の場合にはパンツ、スカートにかかわらず、スーツかジャケット着用での訪問を心がけるのが無難といえるでしょう。もちろん、新卒採用のようなリクルートスーツでなければいけないということではありませんが、社会人として常識の範囲内でのお洒落にとどめるようしましょう。
●打ち合わせでの確認事項●
派遣先企業や、その担当者により打ち合わせの内容は異なりますが、まずは、簡単に職歴などの自己紹介をおこない、その後、派遣先企業担当者から具体的な仕事の詳細が説明されるのが一般的なようです。ここで、事前に派遣会社から聞いていた仕事の内容、勤務地、契約期間、勤務時間、時給、休日などの条件と矛盾していないかを、しっかり確認しておきましょう。そのうえで疑問に思うことや不安があればこの場で質問しておきましょう。もしも、この時点で、矛盾があるような場合には、打ち合わせ後、派遣コーディネーターにその点を指摘し、譲れない条件である場合には、派遣先企業との条件の調整が可能であるかどうかを相談するとよいでしょう。もし調整が無理ということになれば、断るなど派遣コーディネーターに対して明確に意思表示することが大切です。